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BIOSを改造する

InsydeSWのInsydeH2O BIOSは他のBIOSに比べてhack例が少ないのが残念.
いろいろ探しているうちに面白そうなのを発見したのでメモ.

ツールの使い方を誤るとPCが起動しなくなる場合があります.当方は責任を持ちませんのでご注意を.

1. BIOSのアップデートプログラムをダウンロード
ここから
http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/EP0000182976.html

2. アップデートファイルの取り出し
EP0000182976.exeを実行.
(すでにアップデート済みだと)「既に、バージョンアップされています。バージョンアップの必要はありません。」というダイアログがでる.
ここで「OK」を押さずに、エクスプローラ等を起動.
C:\Users\(username)\AppData\Local\Temp\ptfXXXX.tmp (XXXXは実行環境により変化)というディレクトリを適当な場所にコピーする.
「OK」を押し,ダイアログを閉じる.

3. ptfXXXX.tmpの中のplatform.iniを編集
[Option]セクションのFlagを1に変更し保存する.

4. BIOS書き換えツールを起動
InsydeFlash.exeを起動する.
Optionボタンを押すといろいろ出てきて…

起動時のLogoを変えることが出来たりする.

Instant Modeでshellをもらう

Instant Modeでshellをもらう

c:\InstantON にInstant Modeのディスクイメージがある.
このディスクイメージ中のファイルを置き換えてshellをもらうことにする.
※ LinuxはVirtualBox guestのUbuntu 9.04を使用した.

1. 編集対象のファイルをバックアップ
C:\InstantON>copy msger msger.backup

2. 適当なLinuxマシンから C:\InstantON\msger マウントする
VirtualBoxの共有フォルダを有効にする
C:\ を host_c_drive という名前で共有
$ sudo mkdir /mnt/host_c_drive
$ sudo mount.vboxsf host_c_drive /mnt/host_c_drive
$ sudo mkdir /mnt/tmp
$ sudo mount -o loop /mnt/host_c_drive/InstantON/msger /mnt/tmp

3. xterm を pidgin に上書き
$ sudo cp /usr/bin/xterm /mnt/tmp/bin/pidgin

4. msgerをアンマウント
$ sudo /mnt/tmp

5. Instant Modeからpidginを起動
xtermが起動してroot shellがもらえる.

あとはご自由になんでも.

VTを有効に



VirtualBoxのguest OSでVT-xが有効にならない原因が不明だった.
製品情報のページに小さく出てたよ.
『インテル バーチャライゼーション・テクノロジーには対応していません。』
ひどい,ひどすぎる…

他のモデルではsymcmos.exeを使ってBIOSパラメータをいじる方法があるらしい.
しかし,Type PはBIOSがInsydeH2Oなのでその手は通用しない.

どこかに抜け道がないかと探していたら,
データシート
http://download.intel.com/design/processor/specupdt/319536.pdf
に面白いerrataがあった.
『AAE27 When BIST is Enable, Warm Reset Incorrectly Clears IA32_FEATURE_CONTROL_MSR and the Last Exception REcord MSRs』
BISTを有効にしてwarm resetすればIA32_FEATURE_CONTROL_MSRのロックが外れる!?

System Controller Hubのデータシート
http://download.intel.com/design/chipsets/embedded/datashts/319537.pdf
を見ると,7.1.3にCPU BISTの記述がある.
が,PMSW.CBEが何のことかさっぱりわからない.


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